ぬくもりに包まれた新しい納骨の形
大徳寺特賜殿は
納骨と参拝のできる特別な空間です。
以下に説明を掲載しておりますので、
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ご覧ください

大正天皇 特賜殿
大正天皇の葬儀の際、大徳寺
五十五代目住職が、新宿御苑の葬場殿に参入を許されました。その際に、その葬場殿の一部十五坪の御用材(材木)・宮中席次の看板等を宮内庁より御下賜(ごかし)頂ける事になり、昭和二年九月二十七日午前九時 新宿御苑に於いて慎んで拝領しました。
その後、御用材は大徳寺の境内に大正天皇特賜殿(たいしょうてんのうとくしでん)として再建をしました。
ぬくもりを感じる特別な空間

思いに出遇える参拝を
大徳寺 特賜殿では、故人様とご縁のあった皆様の「お参りしたい」という思いをより大切にしたいと考えております。今の皆様の存在の一部である故人様と再び出遇える場所であり、その方の思いとともに今を生きている事を実感できる場所でありたいと思います。
雨の日でも、天候を気にする事なく、屋内にてゆっくりと参拝のお時間をお過ごしください。
また、家族葬や直葬にともなって、お世話になった故人様と、お別れの時間が過ごせなかった方もおられるかと思います。そのような方にも、心ゆくまで参拝して頂けます。
日本古来より親しまれた用材を用いた
やさしさと温もりに包まれた納骨壇


特賜殿の納骨壇は、桐で作られております。
先人たちの思いのこもった美術品や歴史ある書物などの多くは、
桐箱に収められて、次の世代へと受け継がれてくるなど、
日本では古来より、大切なモノを保管しておくのに桐が使われてきました。
優れた耐火性・防湿性を持つ事から、
貴重品の保存にもっとも理想的な用材といわれています。
そして、骨壺もまた、古来から桐箱にいれ大切に保管されてきました。
以上の事から、特賜殿では、大切なご遺骨をお預かりするため、
桐製の納骨壇を新設しました。
また、桐の持つ優れた機能性だけでなく桐から伝わる木の優しさは心を癒してくれます。
これまで納骨壇に「こわい」「暗い」イメージを持っておられる方は、
是非、このやさしさを体験してください。
立山曼茶羅に描かれる伝統の儀礼
お浄土を感じながらお念仏する場


大徳寺に伝わる立山曼茶羅には「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)」という古くから伝えられた擬死再生の儀式が描かれております。
布橋(立山・芦峅寺)を三途の川に見立て、橋の手前を「此岸(この世)」、橋の向こうを「彼岸(あの世)」として、
一度橋を渡り「あの世」にて身を清め、その後、再び橋を渡って「この世」に戻ってくる擬死再生の儀式が布橋灌頂会です。
この極楽のお浄土を現世で体感する儀式が古来より続いてきて、大徳寺の立山曼茶羅絵解きでも紹介されてきました。
また、大徳寺の宗派である浄土真宗(大谷派)では「往生即成仏(おうじょう そく じょうぶつ)」という考えです。これは、亡くなられた方は、極楽浄土に生まれられ、み仏となってわたしたちの事を案じてくださる存在となられるという事です。

特賜殿では「七難消滅の阿弥陀様」の対面に納骨壇がありますが、
納骨壇がある方が「此岸(この世)」、阿弥陀様がおられる畳の間が「彼岸(あの世)」になります。
どうぞ参拝の際は、畳の間にてお浄土の世界を感じ、また、お浄土にてみ仏となられた故人様を思いながら、阿弥陀様に手をあわせてください。
故人様は、お骨となってお墓のなかで眠っておられるのではなく、浄土へ往生してちゃんと仏さまとなっておられること、また、仏さまとなって、私たちにはたらきかけてくださっている事を感じてください。
参拝おわられましたら、此岸(この世)にて、ごゆっくりとおくつろぎください。
「亡き人のおかげで(過去)、今生きていることに感謝(現在)、お陰さまの心を伝えていきましょう(未来)」(北海道江別市 選教寺住職様 ご法話より)
特賜殿でのご縁
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家族葬からのご縁
例えば、過酷な闘病生活が続いた後で葬儀を迎えてしまった場合、心身とも疲れきったご遺族様の負担を減らす上で、家族葬は選択肢の一つだと思います。
ただ、家族葬を選ばれた際のデメリットとして、縁故者(故人様と付き合いのあった方)が「手をあわせる事ができない」という事があると思います。また、家族葬の後に縁故者の方をご自宅に招き入れ接待するというのは、悲しみの最中のご遺族にとっても負担が大きいものかもしれません。
どうか、そのような方は、特賜殿をご活用ください。ご遺族は、縁故者と特賜殿にてお待ち合わせ頂き、共に参拝して頂く事ができます。ゆっくりと心ゆくまで手をあわせてください。
また、故人様とのお別れ会をご要望の方は、大徳寺にて承る事も可能です。お気軽にご相談ください。
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参拝を通じて繋がるご縁
特賜殿では心ゆくまで参拝していただけますよう、カウンター席にお茶をご用意しております。この場所でゆっくり時間を過ごして頂く事により、他の遺族の方と知り合うご縁があるかもしれません。同じ場所に納骨する者同士、是非親睦を深めてください。もし、手芸など、お二人の趣味があえば、お寺を集合場所に使って頂く事も可能です。お寺を使って作品を作って頂いたり、サークル活動も行って頂いて構いません(必要であれば、お寺の中に あなたの作品を飾るギャラリースペースも設けます)
参拝(念仏)を通じて出会えたご縁、それは紛れもなく故人様がくださったご縁です。人が亡くなって、そこですべてが終わるのではなく、今も続いているという事が実感できたなら、その時 あなたの悲しみは変化しているのではないでしょうか。
念仏が生み出す新しい人間関係、それは「同朋」です。互いに孤立して生きてきた人間が、兄弟姉妹のように無量寿の命を共に生きる者となる。この同朋の精神が、親鸞聖人が大切に生きられた信念でした。
【東本願寺出版部発行寺川俊昭編著「親鸞に出会うことば」より】
ギャラリー

垂木をイメージした木製スダレと納骨壇

中央には七難消滅の阿弥陀様

カウンターにてごゆっくりお茶をどうぞ

ぬくもりを感じる特別な空間
冥加金
永代納骨
冥加金
45万円〜
七難消滅の阿弥陀様のもと、
納骨庫1マスをご使用いただけます
1名
33年間収蔵
分骨もあわせて収蔵可能
33年護持会費 別途必要(年4800円)
※生前予約の方は予約成立時から護持会への加入が必要
追加納骨(1壺) 25万円
※1マスに最大2壺収蔵可能
※追加納骨されてから33年間収蔵
分骨納骨
冥加金
10万円〜
七難消滅の阿弥陀様のもと、
納骨庫分骨マスをご使用いただけます
1名
33年間収蔵
分骨用マスに別の方の分骨壺とともに納骨